火にあたろ。

火を眺めながら、ゆったり過ごす日々の徒然。料理、本、映画をそえて

逆さ岩木山を拝む~逆さ富士ならぬ~

所用で津軽地方の鶴田町へ。

この町には、通称つがる富士見湖というかなり大きな溜池があります。

溜池には鶴の舞橋という木造の橋がかかっており、そしてその先には岩木山の雄姿。

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池というより、もはや湖。

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 逆さ富士ならぬ逆さ岩木山のありがたき姿にも出会うことができました。

近々何かいいことがありそうだ。(単純)

梅酒作ったど ~青梅の恵み~

今年も梅酒、作りましたよ~(妻と子供たちが…)

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青梅のみどり、見ているだけで視力が上がりそうなくらい鮮やかで美しいですね。

これまでブランデーや焼酎も試しましたが、今回は梅本来の味を引き出してくれる定番ホワイトリカーで漬けましょう。氷砂糖の量を多めの奴と少なめの奴、2種類つくりました。

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まずは、梅を洗い、乾いた布でやさしく拭いた後、ヘタを取ります。ヘタ取りは子供達がやってくれました。

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あとは、ホワイトリカーと氷砂糖と一緒に漬けるだけ。

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漬けてから3日後、妻に美味しいよと言われ、ちょっと味見。

ふつうは飲めるようになるのは3か月後くらいなんですけどね。

頂きます!

フレッシュ!梅のエキスが濃い、酸っぱさも強く、元気になりそな味でありました。

熟成する前に味見のしすぎでなくなってしまわないように気を付けねば(汗)

次は、小梅の醤油漬け、梅干しも作りますよ~~

 

「酔鯨 夏の吟麗生酒」と山菜ミズの炒め物

隣の実家から山菜ミズをいただきました。

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ミズは東北地方でよく食べられるポピュラーな山菜。

クセがなくシャキシャキしてめちゃくちゃ美味いのですが、下処理の皮むきが大変。

今回はさらに一日放置したがために、茎が萎れてしまい、皮むきがますます大変に。

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教訓:下処理はすぐにやるべし。(もしくは、とりあえず冷蔵庫へ)

 

お酒は酔鯨 夏の吟麗生酒(高知)土佐清酒」。頂きます!

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リンゴの香り、口の中が一瞬にぎやかに、すっと切れ。う~ん、旨い!

ミズの炒め物、苦労したかいがありました。シャキシャキ、ちょっと粘り気もあります。クセのない味、だけどこの季節絶対に食べたくなる癖になる味であります。

山の恵みとニッポンのお酒に感謝、ご馳走様でした!

「小牧野遺跡の環状列石」で古を偲ぶ

先日、妻が薬草を採集する学習会に参加するというので、車で送迎することに。

その行き先が、今回ご紹介する「小牧野遺跡(青森市)」でした。

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そこで大規模な環状列石がみられるということを聞き、急遽、ガイドさんの案内による遺構巡りに参加。

遺跡は、小高い場所にあり、周囲はどこまでもつづく山また山。

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そんな場所に直径55メートルにも及ぶ石を並べて作られたモニュメントがありました。

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時代は縄文後期前半、今から4000年前。

モニュメントに使用された石は、小高い丘の遥か眼下を流れる荒川から運んだと考えられるとのこと。

見えにくいのですが下の画像の畑の脇を流れる川が荒川です。

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環状列石のそばには、竪穴住居跡二棟と100基を超える土坑墓も確認されている。

縄文人の重要な祭祀の場所であったのでしょうか。

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中央にあるやや大きめの石には、馬頭観音云々の文字が彫られておりました。

(画像では見えにくいのですが)

ガイドによると、江戸時代の造作らしいとのこと…石碑の石としてもぴったりだったんでしょうね。

縄文時代と江戸時代のコラボ也。

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見学後、遺跡のほど近くの資料館にも立ち寄る。

環状列石、上空からの写真。

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子どもの手形をかたどったらしい土器が展示されていた。

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赤ちゃんを模したらしい土器も。

子を思う気持ちは今も縄文時代も変わらないらしい。

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ちなみに資料館は、かつて小学校。統廃合のため、数年前に廃校に。

廊下の壁に小学校史と写真が掲げられていた。

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小学校のテッパン、人体模型図が廊下に展示されていた。

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この場所もほんの少し前までは、子どもの声で満ちていたのだろう。

縄文の昔と…ほんの少し昔と…

今はなくなってしまったけれども確かに脈々と営まれてきた人の暮らしに

しばし思いを馳せたひと時でありました。

 

 

 

「稲村屋 特別純米」と秘密の荒れ庭

秘密の荒れ庭とは、むかし住んでいた実家の庭と畑。

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庭と畑はよい加減にさびれており、人の目も少なく、わたくしの好みの場所です。

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畑では叔父が野菜を育てており、今は畝づくりに精を出してます。

ここは我が家から歩いて20分、いい散歩コース。

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畑の脇にはマルメロの花。人知れず咲いておりました。

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畑には、ニラとシロ(小葱の類)が伸び放題。

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本日は、これをいただいて帰りましょう。どっちがニラで、どっちがシロでしょう?

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本日の肴は、ニラたっぷりのお好み焼き。

ニラの力強い香り、新鮮な野菜の勢いをそのままいただく。

こればかりは田舎の特権でしょうか。しかも自分は何にもしていない。(叔父さん、ありがとう)

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お酒は「稲村屋 特別純米(青森)鳴海醸造。いきつけの酒屋のおすすめ。いただきます。

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香りはさほど感じず、まっろやか~な口当たりでキレもよし。食中酒によいかなと。

秘密の荒れ庭…ああ、いつかここで七輪で酔いたい

本日の酔狂だよりでした。ほんと、失礼いたしました~