雲谷そばと八甲田山
今、八甲田がきれいです。
どんな土地にもシンボルと言われるような、住む人の心の拠り所となる山や川
(東京だとスカイツリー?)があるのではないでしょうか…青森だとそれは八甲田連峰。
快晴の空に誘われ、八甲田のふもとに広がる萱野茶屋(かやのちゃや)へ遊びに行きました。
萱野茶屋は広々とした高原で、青森市民の憩いの場。写真は萱野茶屋へ至る新緑の道。
ここには名物が3つあります。「三杯茶」と「雲谷そば」と「生姜味噌おでん」。
まずは三杯茶。
看板には「1杯飲むと3年長生きし、2杯飲むと6年、3 杯飲むと死ぬまで生きる(笑)」
そして、雲谷そば。
ここの蕎麦、結構珍しい。
昔から食されているご当地そばで、実の芯の部分のみを使ってつくられるそば粉100%の蕎麦。
そば粉ヒャクパーなので、ぶつぶつ切れますが、そばの香りが、味が、しっかり感じられます。
衒いもなく、まったく地味な見た目ですが、毎日でも食べられる大好きなそばであります。
おいしゅうございました!
海釣りと日本酒
先週末、息子にせがまれ、久しぶりの海釣りへ。
不器用な自分にとって釣り竿と釣り糸の類にはできれば近寄りたくない。
なれどまあ、たまにはいいかと重い腰をあげました。
が、やればやったで夢中になるものです。
少々、海風が強かったのですが、小魚との争いを家族みなで楽しむことができました。
釣果は、海タナゴとウグイ数匹。これは息子の釣ったウグイ。
これが、本日の肴になりもうす。
お酒は久々の地酒、作田の純吟。
この力強いコク、小魚のちょっと粗っぽい味にも合う。
息子よ、もう少し暖かくなったらまた釣りに行こう。
この次は、小魚との争いは君に任せる。
自分は中国の水墨画に描かれている釣り人のごとく、
日がな一日、釣り糸を垂れ、ぼんやり海でも眺めていよう。…すでに老境だね。
七輪とタケノコ
青森は新緑の季節、七輪のシーズンがようやく到来!
物置の雪かきスコップの陰に、ひっそりとしまい込まれていた七輪を引っ張り出す。
わが七輪にも貫禄が出てきた。
風、少々つよし。されど火を眺め、ゆるやかな時を過ごしたいという誘惑、勝れり。
岩手の木炭に火をつける。
置き火になるまでの30分、実は一番好きな時間。
火を眺めたり、ビールを啜ったり、文庫本を斜め読んだり…
不惑にして辿り着いた無精者の極上の時間が、このささやかなる活動でありました。
本日は、産直スーパーで見つけたネガマリタケがメイン。このやさしい緑色!
火に寄ってきた子らには棒つきウインナーをあてがう。
君らはこれを食べておきなさい。食べたら、ほら、公園で遊んでおいで。
ネガマリタケはコリコリと楽しい食感、そして少々の春のエグミ。旨い。
これまた産直の県産アスパラ。太い。
隣に住む両親と叔父も参戦。(親爺の腹は見ないであげてください)
七輪を囲む、この距離感が、なんだかいいのであります。
近すぎず、遠すぎず、直に相手を見てもいいし、火に目を移すこともできる…
七輪会、今年もやっていきますよ♪
錆の道を行く
週末の朝、家族で海沿いを散歩。
潮風を長年浴びて錆びついた家々や工場があちらこちらに…。以下、錆ロードのスナップであります。
覗いてみたい方はご覧ください。
この建物の裏はすぐ海。船舶免許の教習所だったのだろうか。
はがれかけたトタンが風に揺れ、ガランガランと音を立てていた
トタンの壁の窓から向こうを覗くと、やはりトタンの壁がみえた
造船場らしい
並んだドラム缶、カラフルな錆び色
誰もいない錆びついた公園を発見。娘が鉄棒の技を披露してくれた。鉄棒は錆びていなかった。
ビニールテープを切って作ったようだ、味わい深いフォント。黄色のぎこちないクローバーが涙をそそる。
ありがとう、錆ロード。また来るね。
「タクシードライバー 純米原酒」とウドの葉の辛し和え
桜の季節が終わり、山菜シーズン到来です!(私的こよみの上では…)
そこで、自分の場合、山ではなく、叔父の耕す畑を目指します。
畑には、出始めのウド。その若芽をちょいと拝借。鼻を近づけるとしっかりウド、野生の力強い香り!
ウドの葉っぱ、茹でたらお湯があっという間に鮮やかな緑色に。春の勢いか。
本日は、そのウドの若い葉を使い、定番の酢味噌ではなく、辛子マヨネーズで和えてみます。
そして、本日のお酒。「タクシードライバー 純米原酒(岩手)喜久盛酒造(株)」。頂きます!
香りはメロン、口に含むときりっと辛口、ちょいと苦み。
ウドの葉は茹でたら上品な量になっちゃいましたが、一口の存在感が違いました。お酒との相性も良!
お酒と山菜、まだまだ楽しみますよ~。