イチオシBOOK~やっぱりムーミン~
言わずと知れたムーミン。
↑「ムーミンパパ海へ行く」挿絵、1975
アニメのほうじゃなくって、トーベ・ヤンソンさんの原作のほうね。
語りたいのだけど語る脳もなし、時間もなし。
なので…
ずばり、自分の考えるムーミンの魅力!
魅力その1:ヒーロー不在。
みんなに何かしらの欠点がある。ムーミンパパ筆頭、ムーミントロールしかり。
けれど、そのまんまであなたはいいのよ、と言ってくれている気がする。
ムーミン谷では、みんなどこかわがまま。独断。勝手。気まま。(あ、全部同じ意味か!?)だけど、なんとなく許されている。
そして、なによりもそれぞれが自分自身を許している!
↑「たのしいムーミン一家」挿絵、インク
魅力その2:さびしい。
まず、ムーミン谷にはおさびし山がある。(だから?)
そして、子ども向けにしてよいのかと思うくらいどっか暗い。孤独感が漂う。
でも、そこらの物語にはない深みがある。
しかも、和風じゃない、西洋的なさびしさ。
原作者トーベ・ヤンソンさんの故郷フィンランドの氷に閉ざされた風土とも関係があるのかも。
「淋しい」でも「寂しい」でもない。
ひらがなの「さびしい」(なんじゃそりゃって感じだが…)
↑「ムーミンパパ海へ行く」挿絵、インク、1965年
魅力その3:よれよれの原画
言っておきますが「よれよれ」は、褒めことばです。念のため。
原画、ほんとうに魅力的だよね。
ムーミンのよさの半分は原画!
↑「ムーミン谷の11月」挿絵、インク、1970年
最後に、
この方、怖ろしいくらいに魅力的です。(お亡くなりになってますが…)
なぜかって?う~ん、それはまた今度。
↓気が向いたら、ひと押し願います。