はじめてのたき火
「はじめてのおつかい」ならぬ「はじめてのたき火」の思い出です。
それは小学校中学年の頃だったと思う。
当時、住んでいた家のそばにけっこう大きな川があった。
その川には、カジカという清流にしか住めないハゼ科の10センチくらいの魚が住んでいた。
僕らは毎日のように川へ行ってはカジカ採りに励んだ。
釣るんでもなく、網ですくうんでもなく、素手でとるんですねえ。
カジカは、川の底の石に上に、じぃーとしている。でも、石の色にそっくりの体色をしてるんでなかなか見分けが付かない。見つけても、慎重に両手を水に差し入れないと、あっという間に気付かれて、逃げられてしまうんですよ。
楽しかったなあ。
小学校が終わって家に帰るなり、それこそランドセルを放り投げるようにして、川へ向い、カジカ採りに没頭。ふと気付くと、辺りは真っ暗、ということもしばしばだった。
時間って不思議ですねえ。
授業はやたら長く感じるのに、楽しい時間はほんと瞬間だったりする。
って、はじめてのたき火の話しでしたね。
でも、今日はここまでにしておきます。ぼちぼちいきます。
ごきげんよう。